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なぜ円は金より速く回復するのか ご質問にお答えします その31の2

こんにちは 今日は前回の続きで、なぜ金も円も現状では割安に放置されているけれども、円が反発に転じるほうが金の反騰より早いと考えているのかをお伝えします。 昨日の今日でほんとうに恐縮ですが、 22日に突如おこなわれた日銀による四半世紀ぶりの円買い介入 のニュースを咀嚼しているうちに、またまた日付が変わってしまいました。たびたびの遅延をお詫びいたします。 さて、 前回はきちんとデータも示さずに 「 日本経済はエネルギー資源が高くなるだけならなんとか貿易収支をトントン程度で維持できるけれども、円安が加わると貿易赤字が巨額になる 」と言いっぱなしにしておりました。 ですから、まずそこから話を再開したいと思います。 円安の弊害を如実に示した7月の貿易収支 次のグラフは、毎月財務省が発表している月間経常収支の速報値です。 ご覧のとおり、今年5~7月の 3ヵ月連続で、貿易赤字が少なくとも1兆2000億ドル、多いときには2兆ドルという巨額 にのぼっています。 これは原油高と円安の相乗効果と説明されることが多いのですが、ほんとうにそうでしょうか。 こちらはWTI原油期近先物の価格を示すグラフですが、 2022年5月は原油価格が下落に転じ始めた頃 でして、 その後ドル建て原油価格はほぼ一貫して下げ ています。 一方、円の急落が始まったのは今年の1月頃でしたが、こちらは何回か反転上昇の気配を示しながら、そのたびにまた大きく下げています。 最初のグラフに戻っていただくと、 原油価格が急上昇を始めた2020年11月頃からの日本の貿易赤字は、今年の3月まではほとんど5000億ドル以内 にとどまっていましたし、 月によっては黒字 になることもたびたびあったのです。 「円安=輸出振興」は完全な幻想 何よりも、最初のグラフと同じ財務省の月間経常収支速報の文章に「 貿易赤字を巨額にしたのは、円安 だ」という事実が明記してあります。 まず 輸出額 ですが、 前年同月比18.5%増 と健闘しているのですが、それは円安で輸出数量が伸びたからではありません。 数量は1.9%減少 しています。 円ベースで輸出額が伸びたのは、実際に 輸出に携わっている企業は 自社製品は安ければどんどん量を売り捌けるものではなく、高くても買わざるを得ないものが多いことを知っていて、 円安になっても輸出先での現地販売価格をほとんど下

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